移動手段であるバスは価格が安くとても便利である一方、長時間の移動になる際には「バス酔い」が心配になりますよのね。
実は「バス酔い」には乗車前に食べたものや乗車中の行動、さらには座席の位置などが大きくかかわってきます。
なのでその原因と対処法をしっかり押さえておけば、バスでの移動は快適なものになるはずです。
そこで、今回はバス酔いが不安な方にその対策をご紹介します。
【バス酔いしやすい人の特徴】
・乗りなれていない人
・乗り物への不安が強い人
・精神的なストレスを抱えている人
・低血圧の方
【バス酔いの原因】
<揺れによる刺激>
バス酔いの原因は揺れが大きく関係していて、バスの加速や減速が不規則なことにより、三半規管が刺激されて酔ってしまいます。
体の平均感覚は内耳のある三半規管によって 調整されているため、実際目に見える視覚的な情報と平均感覚をつかさどる三半規管に ズレが生じた場合にその人の限界を超えてしまいます。
そうすると自律神経のバランスが 崩れてしまい、それが原因で車酔いの症状が現れます。
<不快に感じる臭い>
車酔いの原因は不快な臭いが原因でおこる場合もあります。
車やバスに乗っていると車内に排気ガスやガソリンの臭いが入ってきたり、芳香剤の臭いが気になってしまうときがあります。
不快な臭いは自律神経にストレスをあたえ、それが原因で車酔をおこします。
<空腹や食べ過ぎ>
乗車前の空腹、食べ過ぎはどちらも自律神経を乱す行為です。
脂肪分はさけて白米、麺類、パンなどの炭水化物を中心に軽めに済ませましょう。
※避けるべき食品
・アルコール
・脂っこい食べ物
・グレープフルーツなどの柑橘類
・コーヒーやエナジードリンク
<睡眠不足や体調不良>
睡眠不足や体調不良のような疲労困憊の状態も車酔いの原因になります。
これは非常に自律神経を乱しやすい状態なので、しっかりと睡眠をとって万全の体調にしておきましょう。
【バス酔いしないための事前準備】
<酔い止め用の薬を飲んでおく>
酔い止め用の薬には抗ヒスタミンといわれるめまいを抑える効果が含まれています。
酔い止めはあらかじめ乗車する30分前に飲んでおけば乗車したころに効果がでてきます。
<服装に気を付ける>
乗り物酔いには服装が大きく関係しています。例えば、締め付けの強いデニムやスカートなどは乗車中に苦しさを感じてしまい、酔いの原因になってしまいます。
ウエスト部分がゴムのズボンやワンピースを着用するなどして楽な姿勢で座るようにしましょう。
<酔いにくい席に座る>
バスの揺れは曲がるときは前方と後方の揺れ幅が大きくなります。
真ん中あたりの席は比較的に揺れが小さくバス酔いしやすい方はこのあたりに座るのがおすすめです。
【バス酔いを引き起こしてしまったときの対処法】
<唾液のでる食べ物を食べる>
唾液が分泌されると三半規管の調子が整うため、ガムや梅干し、スルメなどの食べ物を食べるのがおすすめです。
<炭酸水を飲む>
炭酸水には胃腸の調子や自律神経の調子を整える働きがあるといわれており、乗り物に乗っているときのドリンクとして最適です。
<外の空気を吸う>
可能であれば窓を開けて外の新鮮な空気を吸うのが効果的です。
車内のどんよりとした空気から一変してリフレッシュできるため気分が楽になります。
<ツボを押してみる>
実はバス酔いに効果があるとされているツボがあります。
指を上にして手のひらを自分の顔のほうに向けたら、手首の付け根から指3本分下の位置(手首中央のへこんだ位置にある)内関というツボを
押してみてください。何回か押していると気分が回復してきます。
<嘔吐する>
気持ち悪さを無理に我慢するより吐いてスッキリしましょう。
なんだかんだ一番いい方法です。
<遠くを見る>
バス酔いをしたときは遠くを見るといいというのを耳にした方は多いのではないでしょうか。
なんだかなんの根拠もなさそうなこの対処法ですが、実はしっかりと納得のいく根拠があります。
乗車中は自分の両眼自体が揺れているので自覚はありませんが、目に映るものは固定されていても不規則に揺れていいるものを見ているのと同じなんです。
人間の眼球を動かす能力には限界があり、激しく動くものは目で追いきれないのです。
それにより、目の平衡機能障害が大きくなって、それにより酔いやすくなるのです。
遠くの風景などの距離があるものは、揺れていても目で追うことができます。
なので目をゆらさないようにして遠くの風景を見ることで三半規管が整い、車酔いが治るのです。
【まとめ】
今回はバス酔いに関する情報をご紹介させていただきました。
乗る前の準備から酔ってしまった後の対処法まであらゆる方法があります。
まずバスに乗る前日はしっかり寝て、これらの方法を試して快適なバスの旅にしてくださいね。