お部屋に何げなくお花が飾ってあると、ステキで心が和みますね。
プロの店員さんに花束やアレンジメントを依頼すると、少しのワードを伝えるだけで、イメージピッタリのうっとりするような花束を作ってくれます。
こんなアレジメントが自分にも作れたらいいなと思いませんか?
難しそうにみえるフラワーアレンジメントですが、ちょっとしたコツを押さえれば初めてでも素敵な花束ができるのです!
そこで今回は、初めてでも失敗しないフラワーアレンジメントの作り方をご紹介します。
基本を押さえてステキなアレンジメントを作る
花にはいろいろな形とたくさんのカラーがありますね。
お好みの花を自由に束ねても十分ステキなアレンジができるのですが、基本の色合わせを知っておくと、ワンランクアップした花束ができるのでおススメです。
ワントーン(同系色)で合わせる
一番簡単で失敗の少ないアレンジなので、初めて作る場合やご自宅用に飾るときなどにもお勧めです。
まずはメインとなる色の花を決めて中心に置き、その色に近い花を合わせながら束ねていきます。
ワントーンは統一感がありきれいに見える反面、単調で地味な花束になる場合もあるため、同系色でも濃い目の色や淡い色を組み合わせて束ねていくと華やかになります。
ワントーンの組み合わせにする場合、若干グリーン(葉)を多めに使っても、全体が引き締まりクールなイメージになります。
反対色と合わせる
同系色のアレンジに慣れてきたら、黄色と紫色などの反対色を組み合わせる花束をおススメします。
対照的な色合わせはインパクトがあり、個性的なアレンジメントになりますが、バラバラな感じに見えることもあるので、どちらかの色合いを多くするなどの工夫が必要です。
また、色と色の間にグリーンを少しずつ入れると引き締まります。
ミックス(色の混合)で華やかに
ミックスの花束で部屋を明るくしたい、お祝いの気持ちを込めて華やかにアレンジしたい場合などにおススメです。
いろいろな色をたくさん使ってアレンジする場合は、花を同じ形や品種に合わせます。
また、たくさんの種類の花を使う時には、淡い色にそろえるなど、何かポイントになるテーマを考えて花を束ねていくとキレイにまとまります。
初めてでも自分好みのアレンジメントを作るコツ
花を束ねていくことは簡単なようで、実際にしてみるとなんだかまとまりがない、しっくりこない何てことも少なくありません。
そんなフラワーアレンジメントを失敗をしないようにするためには、下準備がとても大切です。
しっかり準備をしてから 始めると失敗しない
用意するもの
*花器
生花をアレンジメントする場合は、水漏れせず、さびにくい器を選ぶことが重要なので、材質は陶器やポリプロピレン製がおススメです。
形はお好みでいいのですが、口の広さが直径15㎝、高さは8㎝くらいの花器がアレンジしやすいのでおススメです。
*吸水スポンジ
オアシスやフローラルフォームなどの種類があります。
生け花用やプリザーブドフラワー、ドライフラワー用と、どちらにも使える兼用タイプがあります。
購入するときのポイントは、100円ショップなどでも販売されていますが、お花屋さんやホームセンターで販売されている吸水スポンジは、葉の変色(黄色っぽくなる)防止が加工されているものなど種類が豊富です。
*アレンジに適した花とグリーン
比較的に日持ちの良いバラやカーネーション、ダリア、トルコキギョウなどがおススメです。
朝顔のような一日花は避けた方がいいですね。
花の数は20本くらいで、初めて作る場合は、花の種類をあまり多くせずに3~4種類にして、同じ種類の花を3本ずつ組み合わせるとまとまります。
この時に、1本にいくつもの花が付いているものは、1本で3本とカウントして花を束ねます。
花束を作るときに欠かせないグリーンは、形がしっかりしていて、黄変しにくいローズマリー、アイビー、オリーブ、ローズゼラニウム、ハツユキカズラ、セージなどがおススメです。
*道具類
ハサミ・・・花やグリーンを切るハサミは、生花用ハサミがおススメです、切れ味の良い一般的なハサミを使ってもいいのですが、生花用のハサミを使って切ると、茎の切り口がキレイになるため花が長持ちします。
カッター...オアシス(吸水スポンジ)などをカットする専用のブリックカッターが必要ですが、パン切りナイフなどでも代用できます。
ボウル...オアシスなどを吸水させるためのボウルを用意します。
基本のフラワーアレンジメントを作る
下準備
- オアシスの刻印の面を花器に当てて、花器の大きさに合わせ、カットする部分に印をつけ切ります
- オアシスを切るときは、印をつけた部分よりも少し外側の斜めに切り落とします
- 次にオアシスの両側面(四面)を斜めに切りますが、その時は上から2cmのところにカッターを当てて、斜めにカットします
- オアシスをボウルにおいて、その中にオアシスがかぶるまで水を入れて吸水させます、この時に、手で無理にオアシスを沈めてしまうとしっかり吸水しないので自然に沈むのを待って、水が足りない場合は静かに水を足していきます
- しっかり給水したオアシスを花器にセットします、この時に、花器の高さより2cmくらい高くなるようにセットすると花が刺しやすくなります
- セットしたオアシスを中心から十字にカッターで印をつけます
- 花は不要な葉を取り除き、吸水力を高めるために、茎の断面を大きく斜めに切り落として水上げします
アレンジメントの手順
- セットしたオアシスの側面を囲むように(上から見ると丸くなるよう)グリーンを刺していきます、この時にグリーンの長さは花器の直径よりも+2cmにして、その2cm分をオアシスに刺します
- 用意したメインの花の1本を十字の中心付近に刺して、次に同じメインの2本目を十字の縦の線より1cmほど左にさし、メインの3本目は十字の縦の線よりも1cmほど右に刺します、ポイントはメインの花3本で三角形のかたちを作り、1本目の花より2本目は少し低く、3本目はさらに低めの高さにします
- 次は1本でたくさんの花が付いている、二番手の花で隙間を埋めるようにさし、最後に白色の花やグリーンで形を整えて完成です
まとめ
オアシスの周りにグリーンをさし、ポイントとなる花の位置を決めたら、中心に向かって放射状に花材を刺していくとまとまりが良くなります。
オアシスのような吸水スポンジを使ってアレンジメントを作った場合は、一日一回くらいオアシスの表面に100㏄程度の水を補給することと、花が長持ちする液などを定期的に補給すると花を楽しめる時間が増えます。
基本のアレンジからどんどん回数を重ねて、大作に挑戦するのもいいですね。