家を自分で建てるのは夢ですよね。
でも、会社員で安定した収入があれば、ローンで若いうちに一軒家を建てることもそんなに非現実的でないわけではありません。
十分に可能ですよ。
家は、持ち家がいいか、分譲のマンションがいいか、どちらがいいですか?
それぞれに利点はありますよね。
例えば、マンションだったら共有部分の掃除とかはやってもらえます。
それに、煩わしい近所づきあいもあまりありませんよね。
町内会に加入しなければならないなんてこともありません。
でも、ペットが飼えないとか、デメリットもあります。
好みの問題ですが、やはり持ち家はいいですよ。
ペットも飼えるし、自由にリフォームもできます。
最近はリノベーションと言って、中古の一軒家などを買って自分らしく改造して住むなんていうおしゃれな住み方もあります。
それに新築だったら、自分で設計もできるかもしれません。
もちろん、設計事務所の資格を持っている建築士が設計するんですけれど、自分の「こうしてほしい」という思いは入れてもらえるでしょう。
私は実際に自分で設計しました。
設計と言っても建築士さんにお願いしたんですが、それでも自分のこうしたいはかなり実現できましたよ。
でも、作ってみて、ああすればよかった、こうすればよかった、は結構あります。
今回はそれを参考にしてもらいたいと思います。
家を設計するときの注意点:トイレ
私の家の場合、敷地面積が狭くて、ほぼ狭小住宅だったこともあって、3階建てにしたんです。
一階は仕事で使う部屋と、ガレージ。
二階がリビングで、三階が寝室と、子ども部屋です。
この間取りで、まずはトイレです。
二階にトイレを作りませんでした。
台所と居間なので、トイレの音などを考えて、二階には風呂のみにしたんです。
これは良かったんですけれど、老後は困るかな?という感じもします。
ただ、これで後悔したのが、一階と三階にトイレを作ったんですが、両方とも手洗い場を軽視してしまったことです。
一階にも三階にも、キッチンはありませんので、水の出る場所がそこしかないのです。
例えば観葉植物の水をやったり、掃除するときにバケツに水を汲んだり。
せめてベランダに水道を設置するべきでした。
これは本当に後悔していることで、やはり各階にひとつは少し広めの洗面所か手洗い場を作った方がいいですよ。
階段
階段も細心の注意が必要だと思いました。
実は、うちはお願いしてステップを低めに作ってもらったんです。
それは良かったと思います、高齢の父母も上り下りもありますから。
それから、階段の幅も、狭すぎないようにしました。
意外と荷物を運んだりするのに楽でした。
Amazonの段ボールの箱とか、大きい時もありますので、階段の幅は広めの方が絶対にいいですよ。
窓の位置と大きさ
一階が光が少ない感じがするので窓を大きく作ったんですが、これはちょっと失敗だと思いました。
一階なので、大きな窓ガラスの窓が道に面していると、なんとなく防犯上心配なんですよ。
シャッターがついているんですが、結局シャッターを閉めっぱなしで、よけいに暗い感じです。
一階の窓はそんなに大きくなくてもいいんです。
光の差す方向にもよりますけれど、一階が多少暗いのは仕方がないと思っていた方が良かったです。
収納は大事
収納は本当に大事です。
あとから増やそうとして棚を付けるとか、本当に大変です。
階段下のスペースとか、多めに収納を作ることをすすめます。
一階に納戸を作ったんですが、もうそこを利用しまくりです。
納戸を作ったら、納戸の証明もつけたほうがいいですよ。
意外と荷物置き場が入り口近くにあるというのは便利なものです。
屋上
うちは屋上を作りました。
屋上に手洗いを付けて、屋上で簡単なバーベキューなどができるようにコンセントをつけて、何人かで集えるようなスペースを作りました。
住宅地なので騒がしいことはできませんが、親戚の子どもが遊びに来た時にはキャンプごっこをそこでしたり、楽しい空間になっています、おすすめですよ。
面倒な場所にこそ、愛着を感じる家
家を自分で設計すると、面倒くさい場所にこそ、愛着がわくようになってきます。
例えば動線に失敗して、開けにくいドアができてしまっても、わりと愛着が持てます。
建てている最中にも注意点はあります
これは感覚の問題もあるかもしれませんが、うちを建てるときは、途中よく見に行っていました。
工務店の方ともよく話しました。
現場に差し入れを持っていったら喜んでくれましたよ。
そうしたら、例えばベランダに物干しをつけてあげようかとか、階段の手すりのこととか、細かいことも話してくれて、とても良かったんです。
作ってくれた人の顔がわかるというのも、とてもいいですし、安心感もあります。
これから何かあった時にはこの工務店に電話すれば直してくれるんだなとか、そういう安心も得られます。
基本家を買う不動産屋さんが手配してくれるんですけれど、やはり自分で作り手にご挨拶に行くといいことがありますよ。
まとめ
家を建てる機会なんて、普通に生きていたら人生に一回でしょう。
そうなんですから、自分のこうしたいという気持ちは設計時点でたくさん言うべきです。
自分で設計したと言えるぐらい思いが詰まった家だったら、毎日の生活も楽しいばかりですしね。