最近SNSなどでよく見かける『ナチュラルクリーニング』という言葉。
聞いたことはあるけど詳しくは知らない、知っているけど何だか難しそうと思っている方は意外と多いのでは?
実はコスパも良く、環境にも優しく小さなお子様やペットのいる方へオススメ!
今回はナチュラルクリーニングの定番のクエン酸・重曹についてご紹介します。
ナチュラルクリーニングって?
ナチュラルクリーニングとは、天然成分を使ってお掃除する事です。
環境負荷が少なく、小さなお子様やペットにも優しく安心して使えます。
また家の中の様々な場所に使えるのも魅力のひとつです。
代表的な成分として【クエン酸】【重曹】【セスキ炭酸ソーダ】【電解水】があります。
ドラックストアやスーパーなど身近なところで販売されているので手に入りやすいです。
重曹はアルカリ性の性質をもった成分で、得意な汚れは、油や皮脂の酸性の性質を持っている汚れです。
アルカリ性と酸性を掛け合わせると中和・分解し汚れが取れる仕組みになっています。
重曹を使ったお掃除方法をご紹介していきます。
1. 冷蔵庫や下駄箱などの気になる臭い
⇒カップに重曹を入れ蓋をせず気になる場所に置いておくだけで、簡単消臭効果があります。
2.キッチンの五徳など焦げ付き汚れ
⇒焦げ付いた部分が浸るぐらいのお水に、重曹をスプーン2杯程度入れ沸騰させ、15分ほど煮込み手で触れる温度まで放置。
冷めたらたわしで擦るとキレイに落ちます。(重曹は熱を加えると発泡作用があるので吹きこぼれ注意)
3.お風呂のバスグッズの汚れや浴槽の皮脂アカ
⇒お風呂の浴槽のまだ温かい残り湯に1カップ程度の重曹を入れよく混ぜ、汚れの気になるバスグッズを入れそのまま一晩つけ置き。翌日軽くスポンジで擦り洗いし、シャワーで流せば完了です。
クエン酸は酸性の性質をもつ成分で、得意な汚れは水垢や石鹼カス、尿石黄ばみなどアルカリ性の性質をもった汚れです。
水回りにはクエン酸が有効と覚えておくと便利です。
1.お風呂場の頑固な鏡の水垢や蛇口の水垢
⇒クエン酸水(水200ml+クエン酸小さじ1)にキッチンペーパーを浸し鏡に貼り付けて乾かないようにラップをします。
3時間ほど放置すると頑固な水垢がふやけているので、スポンジで擦り洗いしシャワーで流せば完了です。
2.石鹸カス汚れ
⇒石鹸カス汚れには2種類ありそれどれに合った成分を使ってキレイにしましょう。
・金属石鹸カス・・・浴槽などにある白い石鹸カス。水道水にあるカルシウム・マグネシウムなど金 属の成分が石鹸の油脂成分に反応してできる頑固で取れにくい汚れ。アルカリ性の性質をもつ汚れのため酸性の性質のクエン酸での掃除がオススメです。
・酸性石鹸カス・・・浴槽で体を洗った際にでる皮脂汚れと、石鹸の油脂成分が反応してできるべたべたした汚れ。酸性の性質をもつ汚れのため、アルカリ性の性質の重曹での掃除がオススメです。
3.トイレの臭いや汚れ
⇒クエン酸スプレー(水200ml+クエン酸小さじ1)を便器にスプレーし3分ほど放置する。
その後ブラシで擦れば完了です。
水たまり部分に頑固な黒ずみ汚れ黄ばみがある場合は、寝る前に粉のクエン酸をそのまま投入一晩おくと効果的です。
また、消臭・抗菌作用をあるのでオススメです。
1.重曹の粉やスプレーを使う時はしっかり洗い流さないと白く残る場合があります。
水洗い出来ないものは雑巾でしっかり水拭きして下さい。
また白く残ってしまった場合はクエン酸スプレーを雑巾に染み込ませて拭くとキレイになります。
2.様々なお掃除に向いている重曹ですが、使えない素材があり使ってしまうと変色や表面加工されているものも落としてしまう可能性があります。
アルミ、木、漆加工されたもの、大理石、畳、フローリング(ワックス加工がされているもの)
・クエン酸の注意点
1.塩素系との併用は有毒なガスが発生してしまうので危険です。
クエン酸以外の洗剤と併用する場合は洗剤の成分表記を確認を。
2.使えない素材があります。錆などの原因になる場合があります
鉄、セメント、大理石
重曹とクエン酸があれば簡単に様々な場所を掃除できるのが魅力的です。
洗剤と汚れの成分を認識してキレイになれば掃除がはかどりそうですね。
環境にも優しいナチュラルクリーニングをぜひ取り入れてみませんか。