もし今の生活から電気がなくなったら大変です。
何もできなくなってしまいます。
もしかしたら生きていけないかもしれません。
私たちは電気に依存して生活しています。
そんな電気ですが、正しく使えていますか?
今回は危険なときとあわせて、電気器具のチェックについて、紹介します。
電気製品は正しく
みなさんは電気製品を正しく使用していますか?
コンセント・プラグが抜けていないですか
電気製品のコンセント・プラグが緩んでいる個所はありませんか?
もし緩んで外れかかっていたら、熱を持ったりして危険です。
確実にコンセントに差し込みましょう。
大掃除に時には、抜けていないかチェックをしてください。
また、コンセント・プラグは、コードをもって引き抜かないでください。
抜くときは、ちゃんとプラグの部分を持って抜いてください。
それから、濡れた手でプラグを触らないでください。
水は電気を通しやすいので、感電する恐れがあります。
電化製品の置き場所には気を付けていますか
冬の寒い時期になってくると、熱の出るヒーターをよく使います。
温風の出るストーブ類はまだしも、電熱線がむき出しの赤外線ヒーターや、灯油のストーブなどは、火事の原因にもなりやすいです。
実際に小さな400ワット程度の電熱線ヒーターをベッドの近くで使って、布団を焦がしてしまった経験があります。
幸い大事には至りませんでしたが、完全に炎が立ち上っていたら火事になった場面でした。
ストーブ類はもちろんですが、他の電気製品でも熱が出るものがたくさんあります。
熱の出る電気製品は、布などの燃えやすいものからはかならず離して使うようにしてください。
冬は空気も乾燥しますから、燃えやすくなっています。
電気の点検
具体的に、どこを点検したらいいのか書き出してみましょう。
ブレーカーのチェック
安全ブレーカーが部屋にどこについているかわかっているでしょうか。
ブレーカーや漏電遮断器が加熱して、変色していたら、すぐに電力会社に電話してください。
漏電遮断器には、テストボタンがついているものもあります。
正しく動作するか、定期的に確認しましょう。
アースを取っているか
アースは、もしもの時の電気の漏洩の保険です。
次の電化製品には、アースが必要です。
エアコン室外機
電気温水器
洗濯機
電子レンジ
これらの電化製品にアースを取り付けていますか?
また、古くなって外れてしまったり、切れたりしていませんか?
アースが必要なのは、これらの製品にある異常が起きたり、故障した場合に、電気が漏れ出す危険性があるからです。
漏れ出した電気に触れると、感電してしまいます。
アースは万が一の際、人体に電気が流れたり、火災が起こったりするのを防いでくれます。
コンセント・プラグの点検
コンセント・プラグには異常はありませんか?
挿しているときに異常に過熱しているような状態は危険です。
また、長期間挿しっぱなしにしていて、ホコリがたまっていませんか?
ホコリに火花が散って引火して火事になることだってあるのです。
定期的にコンセント・プラグも掃除しましょう。
もちろん水洗いしてはダメですよ。
感電してしまいます。
災害に対する備え
もし地震が発生したら、電気はどうするか、わかっていますか?
いつも頭にシミュレーションしておくことが、突然の災害への備えになります。
プラグを抜く
まず、スイッチを切り、プラグを抜いてください。
特に、アイロンやドライヤーなど、熱の出る器具は放置すると火事になります。
耐震スイッチのない、小さな暖房ヒーターなども、すぐにプラグを抜きます。
もし津波や水道管の破裂などで、水につかったり濡れたりしてしまった電気器具がある場合には、かなり危険です。
漏電が心配ですので、むやみに素手で触らないでください。
水が引いて乾いた後でも、点検してから使用してください。
ブレーカーは「切」にしてから避難
家の外へ避難するときには、念のためブレーカーを「切」にして避難してください。
そのため、ブレーカーのある場所は普段から確認しておきましょう。
もし停電したかな?と思ったら、外に出て、他の家がどうなのか確かめましょう。
自分の家だけなら、安全を確認して、ブレーカーを上げてみましょう。
外に出てからも
外に出てからも、電気には気を付けてください。
切れて垂れ下がった電線には絶対に触らないでください。
切れた電線が、看板や木などに触れてしまっていたら、触らず、その時に自分に余裕があれば電気会社に連絡してください。
まとめ
電気のトラブルは意外に多いですし、毎年漏電などによる火災も起こっています。
電気製品に対する注意意識がもっと必要なのかもしれません。
使っている製品が何ワットで、どのくらいコードやプラグが熱くなるのか、注意してみたことはありますか?
普段からのそういう意識がもっと必要かもしれません。
火事は、誰にでも起こりうることだと思うからです。
また、災害時の電気製品への対応も、意識することが求められています。
電気の事を軽視しないで、普段から考えていきましょう。