車は好きな時に好きな場所に移動できるとても便利で快適な乗り物です。
ですが所有しているだけで何かとお金がかかりますし、もっと出費を抑えたいという方が多いかと思います。
そこで今回は車の維持費を安くする方法をご紹介したいと思います。
【自動車にかかる維持費の種類】
そもそも自動車にかかる維持費は主に、「税金」「保険料」「メンテナンス費」
「走行に必要な費用」の4つに分けられます。
自動車にかかる税金は大きく分けて「自動車税」と「自動車重量税」の2つに分けられます。
「自動車税」は普通自動車に、「軽自動車税」は軽自動車にかかる税金のことで、車の重量に対して支払う税金は「自動車重量税」です。
重量が0.5トンごとに課税され、車検の際に対象期間分をまとめて納付します。
自動車を購入したら、自動車保険への加入が必要となります。
自動車保険とは自動車による事故や損害が発生しときに、保険会社が保険金等によって損害を補償してくれる保険のことです。
「自賠責保険」は法律により車の所有者すべてに加入が義務付けられている保険で、他人への慰謝料や治療費などの損害に対しては補償されますが、自分のケガや車、さらには他人の自動車に対しても補償されません。
なので多くの人は同時に「任意保険」にも加入し、自賠責保険で補えない損害をカバーします。
任意保険は内容によって、保険料が異なります。
自動車のメンテナンス費用も維持していくには必要不可欠になります。
主な内容は「車検費用」「修理代」「消耗品交換にかかる費用」の3つで、中でも「車検」は自動車の維持費の中でも大きな出費がかかります。
車検は「道路運送車両法」によって義務付けられているため、新車購入から3年後、その後は2年ごとに定期点検を行う必要があります。
費用は車種や車の状態、車検を行う工場によって変わりますが、数万~10万円程度の金額がかかります。
そのほか、車が故障したときの修理代やタイヤ、オイル、オイルエレメントなど消耗品の交換時のたびお金がかかります。
日常的な出費になるのが、ガソリン代や有料道路の通行に必要な費用と月々の駐車場代です。
ガソリン代は車種や乗る頻度、走行距離やガソリンの相場によって変動し、また駐車場も住む場所や地域によって大きく異なりますので、それそれの状況に応じて毎月の支出を把握しておきたいところです。
【車の維持費を節約する方法】
軽自動車やエコカーはガソリン代や車検代、保険料などの支払いが普通自動車に比べて格段に安くなるのでおすすめです。
大きな故障による修理など急な出費を抑えるためには、定期的にメンテナンスを行うことが大切になります。
洗車をする際に車の状態を都度チェックするようにしたりと、日々のメンテナンスを行うことで大きな故障の防止と安全につながるだけでなく、車検が安くなる可能性が高まります。
古い車は燃費が悪くなりそれだけでもガソリン代がかさんだり、故障も多くなり無駄な出費の原因になってしまいます。
環境性能に優れたエコカーは減税制度がある一方で、燃費が悪く環境に配慮されていない古い車には自動車税が重課されますのでますます維持費が高くなります。
車の購入時にローンを組んでしまうと他の維持費にプラスして支払いが増えてしまいます。
毎月の支出を少なくし、家計への負担を減らすために車は現金で一括購入することが望ましいです。それが難しければ頭金を多めに入れるなど一部を現金で支払うことで、毎月の負担を減らすことが可能です。
やむを得ずローンを組む際は少しでも金利の安い金融機関のマイカーローンにしましょう。
マイカーローンには銀行などの金融機関で契約するものと、ディーラーなど自動車販売店で契約するものがありますが、金利や手数料の安さは圧倒的に銀行など金融機関のマイカーローンがおすすめです。
マイカーリースは月々定額制で車をリースすることができるサービスです。
購入時のように頭金は不要で、定額制なのでローン払いのようなボーナス払いがなく、月々の負担は変わりません。
最初に自分で決めた額で車の所有ができることから昨今注目を集めています。
また、リース社が所有している車から好きな車を選ぶことができるので、メーカー問わず好きな車に乗り換えが可能で、新車に乗ることもできます。
ネットから簡単に申し込めるというのも人気の理由のひとつになっています。
車を購入したものの乗る機会が少なく駐車場代がかさんでいたらもう思い切って車を手放すというのもひとつの手です。
最近ではカーシェアがいたるところに設置されていて、車を所有する時代からシェアする時代になりました。
必要なときだけ車を利用できるとても便利なサービスで、さらにはエニカのような個人間でのカーシェアも主流になりつつあります。
【まとめ】
まずは改めて、車を所有していることで月々どのくらいの出費があるのかを確認するところからはじめてみてはいかがでしょうか。