離乳食を食べない理由と対処法について


離乳食中期は、生後7~8ヶ月の頃です。モグモグ期とも言います。

乳食中期離乳食が始まると毎日食べるか不安の中生活をしていると思います。
赤ちゃんが離乳食を食べない原因には、発達段階や性格も関係しています。

離乳食初期・中期・後期・完了期の4つに分けて食べたい原因と対策について解説をしていきます。

月齢別離乳食の特徴

離乳食初期

離乳食初期は、生後5~6ヶ月の頃です。ゴックン期とも言います。

今までママのおっぱいやミルクしか口にしなかった赤ちゃんにとって、離乳食とは未知の世界です。
初めての感触、味、匂いに驚きを不安を感じます。赤ちゃんなりに「これは何だろう。」「食べて大丈夫」と考えているのです。

また、乳首と違う感触のスプーンが口に入る事もびっくりする原因の1つです。
初期の離乳食は、嫌がることは自然なのです。

そのため、無理に離乳食を与えず、赤ちゃんのペースに合わせて進めていきましょう。授乳の量や回数も減らさなくて大丈夫です!

離乳食中期

離乳食中期は、生後7~8ヶ月の頃です。モグモグ期とも言います。
回数は、1回から2回食に増え、食べるリズムが少しずつついてくる時期です。

この時期の食べない理由としてあげられるのが、赤ちゃん自身が「食べにくい」という主張だったり、葉物の野菜の繊維が残っていると飲み込めなかったりといった理由があります。

離乳食中期は、大きさや感触等食べやすく調節する事が大切です。
スプーンを舌の真ん中よりも奥に入れてしまうと、飲み込みにくくなるため気を付けましょう。

離乳食後期

離乳食中期は、生後9~11ヶ月の頃です。カミカミ期とも言います。
3回食になり、食事のリズムも整ってくる時期です。

歯茎で物を噛む時期のため、バナナ位の硬さの物を食事の中に取り入れましょう。
「自分で食べたい」という意欲もどんどん育ってきます。

そのため、「食べさせてもらう」のではなく「自分で食べよう」としてうまくいかないと食べなくなってしまいます。この時期の特徴なので、お子さんの様子にあわせて手づかみできる食品を増やしてあげましょう!

また、味覚発達する時期でもあるため、さらに食材を増やしてあげてくださいね

離乳食完了期

離乳食中期は、生後12~18ヶ月の頃です。パクパク期とも言います。

この時期は、自分の1口サイズを覚えたり、手の口の距離を覚えたりととても学びが多い時期です。

「食べたいもの」「食べたくないもの」がはっきり出てくる時期です。そのため「昨日はたくさん食べたのに今日は全然食べてくれない」と悩むママも少なくありません。

ですが、無理にあげてしまうと食事の時間が苦痛になり好きな物も食べなくなる場合があります。
そのため、無理に与えるのではなく、様子を見て足りない栄養はフォローアップミルクで補うようにしましょう。
「今日は食べない日」とママの中での気持ちの切り替えが大切です。

食べない理由

次は、食べない理由のついていくつか例を挙げて説明します。

お腹が空いていない

離乳食の食べる時間やタイミングによっては、赤ちゃんが食べない時もあります。

先にミルクや母乳をあげてしまうとお腹が満たされ、「食べたい」という気持ちになりません。
ですが、お腹が空きすぎて機嫌が悪くなり、大泣きしてしまうとそれも食べない原因になります。難しいですね。

離乳食の前にミルクや母乳を与える場合や、離乳食前は少量にする工夫が必要です。

触感や味が嫌

離乳食は、母乳やミルクと触感や味が異なります。特に離乳食を始めたばかりの子どもは、その違いにまだ慣れず嫌がる場合が多いです。

そのため、しっかりと裏ごしし、ポタージュ状にして少しでも母乳やミルクと同じくらいのトロトロ具合に近づける事が必要です。

好き嫌いが出てきた

様々な味を知るという事は、子ども自身が好みの食材や苦手な食材が出てきます。
これは、味覚がしっかりしてきたという証拠のため、悪い事ではありません。

特にヨーグルトやチーズ等乳製品は少し酸味があるため、慣れるまでに時間がかかります。ほかの食材や料理に混ぜて、食べやすい方法を探してみましょう!

野菜の場合は、豆腐ハンバーグにすると食べてくれる場合が多いですよ。

自分で食べたいのにできない

離乳食後期位から少しずつ「自分で食べたい」と思う気持ちが強くなってきます。「子どもが自分で、食べるとテーブルや床が汚れてしまって後片付けが大変」と思うママもいると思います。

賃貸だとなおさら、汚れが落ちなかった時を考えると親が食べさせてしまいたくなる気持ちもわかります。

ですが、子どもが「自分で食べたい」と思う事はとても良い事ですのでとことん付き合ってあげましょう。

汚れない工夫として、野菜をスティック状にしたり、豆腐ハンバーグやお焼きにして掴みやすくしてあげる事が良いです。
子どもも持ちやすい食材だとパクパク食べてますよ。

ただし、この時期の子どもは「自分の1口サイズを知る時期」です。口の中に食材をどんどん詰め込んでしまいますので絶対に目を離さないでください。

まとめ

離乳食は、これから幼児食・大人の食事になるうえでの「練習期間」だと思ってもらえると嬉しいです。

子どもはこの1年弱でたくさんの事を学びます。

この時間をお子さんと一緒に楽しんでくださいね!

タイトルとURLをコピーしました