料理をしていると「あれ、何かが足りないな...」と思うことが
ありませんか?そんな時の対処法としてこれを入れれば味がまとまる調味料を
料理別に紹介していきます。
1.肉じゃが
肉じゃがの味が薄いときには「すき焼きのたれ」を足すのがおすすめです。
実はすき焼きのたれには肉じゃがを作る際に必要な調味料がすべて入っているので、
簡単に味の調整ができてしまいます。ここでポイントなのが具材に味をしっかりと
染みこませることで、煮汁の味はバッチリなのに具材の味が薄いときは
肉じゃがが冷めるくらいの時間をしっかり置きましょう。時間を置くことで
しっかりと味が染みわたります。
2.ミートソース
さまざまな原材料を用いて作られている「ウスターソース」は、あらゆる洋食の
隠し味にピッタリです。ほんの少しを足すだけでもなんとなく物足りない
ミートソースにコクがプラスされ深みのある味わいにしてくれます。
3.味噌汁
前提として使うお味噌によって味が違ってはきますが、「何か足りないな」
と思ったときに隠し味には酒・醤油・みりんのどれか、もしくはその3点を
バランス良く入れてみましょう。酒は家にある料理酒で充分で、醤油は適量入れると
香りがでますが入れすぎると醤油味になってしまいますので注意しましょう。
みりんはお味噌の味が物足りない、もうちょっとお味噌を入れたいけどこれ以上
入れると塩分過多になってしまうというときに入れるのがベストです。
4.カレー
コクや甘み、深みが足りないと思ったときには「中濃ソース」を入れると
カレーのスパイシーさにプラスアルファーされて一晩寝かせたような味に
なります。中濃ソースにはもともと、野菜や果物、香辛料の風味がギュッと
濃縮されているため市販のカレールーもワンランク上の仕上がりになります。
5.野菜炒め
野菜炒めは最後に「めんつゆ」を入れると全体の味が引き締まり、さらには野菜にも
しっかりと味が染みるためお酒好きの方好みの濃い味に仕上がります。
ちなみに野菜炒めは強火で一気に炒めるというのが一般的な認識だと思いますが、
実はこれは正解ではありません。野菜をシャキッと仕上げるためには、
弱火で8分~10分かけて火を通します。弱火でじっくり炒めることで
野菜本来の甘みを引き出し、細胞同士をつなぐペクチンという物質を
壊さずに済むため水分や旨味が流れ出すことなくおいしく仕上がります。
6.ペペロンチーノ
小皿にお湯で溶かしたコンソメを小さじ一杯ほど入れると、味が決まります。
その他にペペロンチーノを作るうえでポイントなのがニンニクを
焦がさないようにすることで、本来であればオリーブオイルを入れて
火をつけてそのあとにニンニクを投入すると思いますが、それではニンニクが
焦げてしまいますので必ずオリーブオイルとニンニクを入れてから
火をかけるようにしましょう。またしっかりと風味付けしたいのであれば、
フライドガーリックより生のニンニクを使うのほうがいいです。
7.おでん
おでんに何か足りないと思ったら「オイスターソース」を大さじ一杯から二杯ほど
入れるとバランスの取れたダシになります。オイスターソースに含まれる牡蠣、
ホタテ、カツオなどの魚介エキスがいろいろな具材から出る旨味と調和してその結果、
整った味になります。
8.から揚げ
から揚げは下味が命と言われているほど揚げる前の工程がとても大切になります。
から揚げ粉を鶏もも肉にまぶすその前に、シナモンパウダーを小さじ一杯ほどを
から揚げ粉に混ぜます。そうすることでシナモンの香りがほんのりと感じられる
エスニック風のから揚げになり、やさしい甘みのある万人受けする食べやすい
から揚げに仕上がります。揚げる際のポイントはシナモンパウダーを衣に使うと
焼き色が濃くなるので、少し低めの温度(160~170度)でじっくりと
揚げます。
9.麻婆豆腐
痺れるような刺激があり辛味が特徴の花椒は、麻婆豆腐の味の決め手となる
重要な調味料です。ですが花椒は常時家庭にあるものではないしスーパーに
気軽に売っていなかったりと身近なものではないと思いますので、そんな時は
代わりに山椒が役に立ちます。辛味は花椒よりも劣りますが、痺れるような
辛味を味わえ、同じミカン科サンショウ属のため鼻に抜ける香りと後味の
さわやかさなどは似ていますのでおすすめです。
10.生姜焼き
生姜焼きは名前にある通り生姜が大事だと思われがちですが、実はその他の
調味料のバランスで味が決まります。ポイントは醤油とみりん、酒を
1:1:1で入れることで、醤油の塩分と素材を柔らかくする料理酒、
さらには素材を引き締めるみりんを同じ量入れることで絶妙にあまじょっぱい
生姜焼きがに仕上がります。
【まとめ】
料理別にいろいろな調味料を紹介してきましたが、まずは「塩を少々」
入れてみるのがいいと思います。塩は料理の基本であり、適度な塩気は
美味しいと思わせるポイントなので覚えておくと便利です。