大災害への危機管理!防災リュックに入れたいもの


私は静岡出身なのですが、静岡県は非常に有感地震の多い県です。
駿河トラフの地震を想定して、毎月のように避難訓練が行われます。

9月1日の防災の日には、地域を挙げての避難訓練を行っています。

地震発生から運動場に逃げて、火災消火訓練の後、学校から集団下校で家の近くの地域の避難所まで帰ります。

子どもたちも真面目に避難訓練を受けています。

未曾有の大災害において大事なのは、まずは最初の3日間を生き抜くことです。
家が倒壊し、津波や火災が起こり、逃げるしかないという状況では、命を守ることが最優先となります。

そのために、家には常に「防災リュック」を用意しておきましょう。
この防災リュックは、自分が持て逃げるという場合はもちろん、災害が起こった際に誰でも使えるようにという意味合いもあります。

すべてが倒壊して逃げ惑う中、落ちている防災リュックが命をつないでくれることが実際にあるそうです。

自分のためや家族のためだけではなく、被災者全員のためでもあるのです。

今回は、その防災バックに詰めておくとよいものを厳選して紹介したいと思います。

災害の場面を想定して持ち物を絞ろう

まずは入れるものの選定ですが、災害の場面を想定して持ち物を絞りましょう。

それからリュックは基本家族の人数分それぞれに分けて作りましょう。
一緒に逃げれるかどうかもわからないのです。

それにそれぞれが自分のリュックに持てば、それだけ多くのモノを運べることになります。

今回は中でも必要なものに絞ります。

手回し充電の可能なFM/AM対応ラジオ


私たちの今の生活に「情報」は欠かせません。

避難所の状況や災害の規模の状況など、情報はラジオから得られます。

また、手回し式充電ができるタイプには、USBコードもつけておきましょう。
そうすれば、スマートフォンの充電ができます。
コードのタイプには気を付けてください。
お手持ちのスマートフォンに合うような充電コードを。

ラジオにスマホを充電する機能がない場合には、別にスマホの携帯用充電機は入れた方がいいでしょう。

懐中電灯


懐中電灯
は必要です。
気を付けてほしいのは、電池切れです。
ひと月に一回は、つくかどうかちゃんと試してみることが必要です。
予備の電池も入れておけば安心です。

可能なら、例えばバンドで頭につけられるタイプなどもいいかもしれません。
両手が使えるタイプは、大変重宝します。

食べ物系


食べ物
も少しは必要です。
基本的に日持ちがするものにしましょう。

そして、加熱がいらないそのまま食べれるもの。
缶切りなどが必要のないものを選ぶようにしましょう。

例えばチョコレート飴玉乾パンなどです。
消費期限には注意して、定期的にチェックしましょう。

また、ですが、500ミリリットルのペットボトルがいいでしょう。
それ以上になると重さもかなりになってしまいます。
運べない重さでは困ります。

助けを呼べる器具

忘れがちで大事なのは、ホイッスルです。

口にくわえて息を吹けば大音量で音が鳴る笛です。

災害では、建物内に閉じ込められてしまうこともあるでしょう。
そうしたとき、大きな音の出る笛は大変役に立ちます。

常備薬と普段飲んでいる薬

普段飲んでいる薬がある人や、持病がある人は、も入れておかなければなりません。
生き延びることを考えるとまず3日分でしょう。

常備薬としては、
胃腸薬頭痛薬ばんそうこう包帯ぐらいです。
また、マスクも何枚か入れておきましょう。

身分を証明する書類

身分を証明する書類として、免許証のコピーと、健康保険証のコピーをとっておきましょう。
家族分コピーして、それぞれの防犯リュックに入れておけば万全です。

着替え

3日間を生き延びるための服は、雨に濡れたときに着替えられる服です。
靴下Tシャツ下着です。

また、雨合羽でもいいですが、合羽とも兼用できるウインドブレーカーのようなものが入れられれば最高です。

防災用品


ヘルメット
防災頭巾は、リュックと一緒に置いておきましょう。
また、軍手も必要です。

アーミーナイフガムテープ雨にぬれても落ちにくい油性マジック簡易トイレなども用意できれば入れましょう。

細かいモノも忘れずに

普段コンタクトやメガネを使っている人は、以前使っていて今は使っていないメガネも忘れずに入れておきましょう。

また、生理用品は重要です。

他にも、
公衆電話が使えるように、現金(10円玉、100円玉)
ティッシュ
ウェットティッシュ
歯ブラシ
ガム
水がいらないシャンプー
カイロ
ブランケット
ゴミ袋
ライター
新聞紙
サランラップ
リップクリーム

なども入れられたらいいですね。

小さなお子様がいる場合

小さなお子様がいる場合には、そのためのモノも入れましょう。
おむつ離乳食のパック哺乳瓶冷えピタスティックタイプのミルクなどです。

まとめ

大災害があったらまず3日間を生き延びるための防災リュックに入れるものをまとめました。

ご家族分作ることと、ご家族に合ったものを入れること。
そして重くなりすぎる(運べない)ことにも注意しましょう。

防災リュックは、被災した人すべてが使う可能性があるものですから、地域のためにも、準備するに越したことはありません。

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