人前で、多くの人に話をするとき、どうしていますか。
そういう場面が全くない人は、幸せかもしれません。
会社ではプレゼンもあるでしょうし、上司なら時には講演しなければいけないこともあるでしょう。
そんな時、あなたはどうしていますか?
ここでは、講演やプレゼンの際に使える最強の話し方テクニックをご紹介いたします!
講演は3部構成で
公演は導入と本題と締めの3部構成で作ります。
まず導入は、この話に興味を持たせる大事な部分です。
あなたに必要な情報ですよ、これを聞かないと損しますよという情報で振り向かせましょう。
今からあなたたちに話しますよ、という挨拶ですが、ただ単に今から話しますと言ったところで、その後の話を聞きたくはなりません。
話を聞かせたいと思わせないといけません。
例えばですが、
「今日は銀行に貯金すると何年でいくら利子が付きますという話をします」
とただ単に内容を言っても、別に興味は沸きません。
けれども言い方をあなた宛てに変えて、
「毎月通帳に記入しても利子って全然増えませんよね、利子で暮らしていこうなんて夢に見たら、いくら預けないといけないと思います?」
という導入にしたほうが興味がわくでしょう。
それから本題は、何を持って帰ってもらうのかを考えましょう。
この講演を聞いて、家に持ち帰って思い出せる何かがあるのかどうか、しっかり考えましょう。
本題では、具体的な例もよく出ると思います。
その時には必ず、話の内容は具体的に、人物が思い浮かぶように具体的に、を心がけましょう。
具体的であればあるほどいいのです。
例えば、
「昨日の午前中、事務所に警察官がやってきまして、近くで事件があったから聞き込みをしていますと言われました」
と話すとします。
わかるんですけれど、もっと具体的に話したほうがイメージしやすいのです。
「昨日、朝ごはん食べてちょっとくつろいで朝遅めのニュースを見ているときでした。突然ピンポンなるから、誰かと思って見たら、警察の人だったんですよ。若い警察官、私服警官でした。短髪で元気がよさそうな。近くで事件があって聞き込みをしていますって言うんですよ」
このように、具体的に言ったほうがイメージしやすいんです。
話の本筋に関係ない描写でかまわないんです。
その周りの様子を実況してあげると、とても話がリアルに伝わるんです。
そういう具体的な話は、聞き手を引き込んでいきます。
まるで自分のことのように感じるんだと思います。
最後はご挨拶、締めですね。
最後、笑顔で締めてください。
話すスピード、声の高さ
話の内容ばかり気にしているかもしれませんが、見た目も大事です。
最初の見かけに清潔感がないと、面白い話も入ってこないんです。
そして話すスピード。
話すスピードは、最近は「早く」でないと飽きられるのです。
ゆっくり、ゆっくり話すのがいいというのは、一昔前の話です。
今のトレンドは、とにかく早く話す。
はっきりくっきりしゃべれば、早くても聞き取れます。
これは話し手ではなく、聞き手の変化によるものです。
聞き手は最近、ユーチューブばかり見ているからです。
ユーチューブの語り口は、間を編集で切りとってしまっているので、すごく早口に思えます。
それに慣れているので、ゆっくり話されると、まどろっこしいんです。
文章では大事な単語の時に大きめの声で、他は普通に話しましょう。
そうすることで、早口でも聞き取れる話ができると思います。
声の高さはも重要です。
重要な単語の時には高めの声で話すといいですよ。
低い声も落ち着かせるという効果はありますが、早口で元気がある話し方が今はトレンドですから、高い声中心に。
できるなら原稿は持たないほうがいい
結婚式のスピーチでもそうです。
原稿を読むよりも、皆さんの顔を見ながら話すほうが印象がよくありませんか?
会社の上司が結婚式でスピーチするのを想像してください。
眼鏡をかけてひちさんに分けた、課長です。
本日はお日柄もよく・・・と決まり切ったことを、原稿を見て話しています。
それでは心がこもっていないように聞こえてしまいます。
面白くないのです。
原稿ではなく顔を見て話してもらえると、自分に語りかけているように思えるのです。
たとえ少しぐらい話が下手です、自分で一生懸命話すのは、とても好感の持てることです。
できるだけ原稿は頭に入れて、手ぶらで、聞き手の顔を見て話すようにしてください。
どうしても原稿を読まないといけないときは、時々皆さんの顔を見回す間を取ってください。
あなたたちに向けて話しているんですよ、ということを伝えるためです。
まとめ
話のうまい人は、いつもこのように3部構成で、内容は具体的に話します。
イメージしやすいようにです。
話を聞く側がお土産を持って帰れるような話づくりを心がけてください。
話し方も練習ですよ。
上手なユーチューバーの真似でもして、練習してください。
十人いれば住人違った声があるのですから、きっとあなたらしい講演ができるはずです。