ゼロからの金魚飼育!「金魚すくい」和金の飼育方法とは?

子供が家族や友達と縁日から帰ってきたとき、金魚すくいですくってきた金魚を持ち帰ってきたことはありませんでしたか?

私の子供がまだ3歳くらいだったとき、おばあちゃんと縁日にいって金魚すくいをして突然持ち帰ってきたことがありました。

そのとき、金魚の飼育知識が全くなかったことで金魚は星になってしまいました・・・。

とても可哀そうなことをした経験があります。

今回は、金魚を飼ったことがない未経験の方を中心に、お迎えしてその後の飼育方法を分かりやすく解説します。

「急に買うことになって飼い方が解からない。」という方や「これから金魚を飼ってみたい!」という方は最後まで読んでくださいね!

縁日の金魚をお迎えしたあとは?


まずは、家に水槽がなく「バケツ」「たらい」のような入れ物しかない場合です。

バケツの水に塩を小さじ1ほど入れます。

そのバケツの水の上に、金魚が入っている袋のまま30分ほど浮かばせておきます。

これを「水温合わせ」といいます。

その後は袋の中の水を少しバケツに入れて、減った分バケツの中の水を袋内に入れましょう。

これを「水合わせ」といいます。

「水温合わせ」「水合わせ」をせずいきなりバケツの水に入れてしまうと、水質環境が急に変わることで、金魚はショックを受けてしまい最悪な場合死んでしまうこともあります。

既に水槽が家にある場合も同じように「水温合わせ」「水合わせ」をして金魚のストレスを減らしてあげてください。

飼育グッズ購入から水槽立ち上げまでの手順

この回では、用具を買いに行くときにまず必要なものを紹介します。

・水槽

・(必要なら)砂利

・カルキ抜き

・金魚用あみ

・エアフィルター

・ろ過器

・水交換ホース

・エサ

・水温系(あると便利)

 

①水槽用具を購入

水槽はホームセンターなどに売っている「水槽〇点セット」でも大丈夫です。

(水槽ではなく、「どんぶり」「たらい」でも飼うことはできます。その場合は、水替えは毎日行ってください。)

金魚1匹あたり10リットルの水が必要ですから3匹いたら30㎝水槽以上のものがいいです。

金魚はどんどん大きくなります。

先々を考えると、金魚3匹以内の場合「45㎝水槽」がおすすめです。

水槽に砂利は絶対に必要ではありませんが「水質が維持されること」「水草の育成」と見た目が美しい水槽になります。

 

②水作り

水槽をセットし※砂利を敷いたら、静かに水をいれます。

つぎに「カルキ抜き」をします。

カルキ抜きに使われるのは「ハイポ」という固形と、液体のカルキ抜きがあります。

「ハイポ」は安値ですが中和することに時間がかかります。

液体の方は高値ですが「すぐに中和し金魚に最適な水」が作れるので、初心者でも簡単に水作りができるようです。

中和剤を入れたら「ろ過機」を動かしてください。

※補足

砂利を敷く場合は、水を入れる前に砂利を敷きます。

お米を洗う要領で、ある程度にごりがなくなるまで洗ってください。

ゴミや汚れを落としてから水槽に入れます。

 

③水温合わせ&水合わせ

初日にやったときと同じように、「水温合わせ」「水合わせ」をしましょう。

バケツに入った金魚を、手持ちのきれいなビニール袋に移動します。

金魚を傷つけないようにしましょう。

④金魚を移します

「水合わせ」が終わったら、金魚をゆっくり水槽に入れましょう。

嬉しい瞬間ですね!

 

金魚のお世話のポイントは?


金魚のお世話について説明します。

①水槽に入りたてはすぐにエサをあげない

金魚すくいや買ってきた金魚の多くは、ストレスが多く疲れています。

金魚のストレスは内臓に影響するので、心身ともに休ませるのが目的です。

すぐにエサを与えてしまうと、消化不良を起こすおそれがあります。

3日ほどエサは控え、その後は少しづつ与えましょう。

②定期的に水替えをしましょう

注意してほしいことは、水槽の水は全部換えてしまうことです!

水の環境が大きく変わって金魚にとって大きな負担となりますので注意してください。

ろ過機には、高性能のものもあり水替えの頻度も性能によって変わってきます。

ここでは、飼育セットに入っているろ過機を使い「1匹あたり10リットル」の水で飼育している標準的な環境で説明します。

水槽をセットしたてのときの2~3週間は3日に1回の水替えが必要です。

水槽の3分の1水を抜いて、カルキを抜いたきれいな水をいれます。

新しい水が水槽の水と温度差がないか確認し、差があるときはお湯を足すなどしてください。

水温計があると便利です。

4週間目以降は1週間に1回の頻度で水替えしましょう。

金魚はふんを多くします。

気がついたときは、あみで取り除いてくださいね。

③エサはあげすぎないで!

エサの量は金魚が2~3分で食べ終われる量にしましょう。

夏場は1日に2~4回、冬場は1日1回で十分です。

エサのあげすぎは消化不良を起こし病気になる可能性もありますし、残ったエサが古くなり水質が悪くなり金魚が弱ってしまうので注意しましょう。

食べ残したときは網で取り除いてください。

④金魚の適正水温は15度から28度

ヒーターは必須ではありませんが、玄関など気温が低くなってしまう場所に置く場合はあると安心かと思います。

秋口にかけて寒くなってくると、元気だった金魚が「白点病」という病気にかかりやすくなります。

病気を防ぐためにも、冬でも15度以下になりにくい部屋に置くことやヒーターの準備をお勧めします。

和金以外飼いたくなったら・・

「和金」「コメット」のようなスマートな金魚と「琉金」「ピンポンパール」のような丸形金魚とは同じ水槽で飼うことは避けてください。

泳ぎが上手な「和金」系の金魚がエサの時間有利になってしまい、丸型にとってエサがあまり食べられなくなりストレスを感じるようになります。

⑤水草は金魚にとって嬉しいもの

水草があるほうが金魚にとってエサになったり、休憩する場所になったり、水質環境がよくなったり金魚が落ち着けるようです。

水草も簡単なものから、育成に難しいものもあります。

私は「マツモ」を入れていました。

購入のときは、ショップ店員さんの相談してみるのもいいですね。

 

まとめ

定期的な水替えと、水温の変化に気をつけることが大事だということが分かりました。

水質安定剤も、初心者でも簡単に使える品質のよいものもあります。

夏にすくった金魚が、秋にはどれくらい大きくなっているか?秋には新たな発見もありますよ。

金魚との生活を楽しんでくださいね。

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