小学生の息子さん・娘さんに「宿題教えて」と言われたことはありませんか?
算数の問題でわからないといって、涙目になられたことはありませんか?
そんな時、「わからないから教科書で調べなさい」と言って逃げますか?
「塾で聞いてきなさい」って言いますか?
もしそこで答えられたらかっこいいですよね。
どうしてそうなるのか説明出来たら、さらにかっこいいですよね。
お父さん・お母さんの評価がめちゃくちゃあがりますよ。
反抗期もあり、そろそろ男の子は無口に、女の子は「パパ嫌い」と言い始める時期ですよね。
そんな時、パパやママのかっこいいところが見せられたら・・・。
質問がくるといっても、全部勉強する必要はありません!
質問がきたり、わからないと悩むのは、算数が多いですよ。
毎日の宿題も算数と国語が多いですし。
算数でも、全部やらなきゃいけないかと言えば、そんなことはありません。
だいたいお子様がつまづく単元さえ押さえておけば、大丈夫です。
算数 小5・小6で習う内容
小5で習う単元はこちらです。
- 小数のかけ算とわり算
直方体と立方体の体積
図形の角度
合同
倍数と公倍数
約数と公約数
約分
通分
分数のたし算とひき算
平均
単位量あたりの大きさ(人口密度)
速さ
平行四辺形の面積
三角形の面積
台形の面積
百分率と歩合
帯グラフと円グラフ
円と正多角形
円柱と角柱
小6で習う単元はこちらです。
- 線対称・点対象
文字と式
円の面積
分数のかけ算とわり算
速さと割合
比
拡大図と縮小図
円柱と角柱の体積
比例と反比例
資料の散らばり
場合の数
これが小5・小6の算数の学習内容です。
特に小5で大事な内容が多いですね。
角度・合同・面積、倍数・約数・約分・通分、百分率と歩合は、中学校に入って良く使う考え方です。
小6では場合の数を学習しますね。
これは中学校で習うこととほぼ同じ内容です。
算数で「わからない」という単元はココだ!
小5の、倍数と約数
この範囲は、次の単元の分数の計算を理解するためにどうしても必要な分野です。
公倍数が求められないと、分数のたし算に出てくる通分ができません。
公約数が求められないと分数の約分ができません。
どちらもかけ算やわり算の基本が身についていないとできない問題です。
小3までに最低でも九九はスラスラ言えるようにしておきましょう。
小5の、分数の約分・通分・たし算・ひき算
小6の、分数のかけ算・わり算
中学校に入ってからは、計算のメインはほとんど分数です。
小数は最初の方の計算には出てきますが、後になるほど使いません。
小学校の時に分数の計算が得意になっておかないと、中学校では苦しみます。
中1の勉強中、通分という言葉が分からなかったり、分数のわり算では逆数が出てくることを忘れていたりするお子様もいらっしゃいます。
それでは中1で本来学習したい内容が理解できるはずもありません。
小5の、平均
全部足してその数で割って、平均を求めるという考え方は、日常でもよく出てきます。
お子様の質問ポイントでもありますが、例えば計算が間違っているだけだったりする場合も多い単元です。
丁寧に計算するようにとアドバイスしてあげたらいいと思います。
小5の、図形の面積
平行四辺形・三角形・台形の面積の問題は、時々難しい問題を聞かれます。
三角形の面積の場合、どこが底辺で、どこが高さなのかを間違えてしまうことが多いようです。
最初は基本的な問題も多いですが、だんだん複合した図形になってくると難しい場合もあるかもしれません。
この単元は勉強しがいのあるところと言えるでしょう。
小6の、割合
割合の文章題は、小学生の算数分からない問題ランキングで常に上位を行く問題でしょう。
特に単位量当たりの問題、つまり速さを筆頭とする問題は、小学生には難敵です。
ここも勉強しがいのある単元で、大人でも難しく感じる問題があるのではないでしょうか。
小学生のお子様は大抵何もできずに、「文章題がわからない」と言います。
そのほとんどは「割合」の問題です。
本気でここが答えられるようになれば、塾いらずです。
小6の、比例・反比例
これはもう、中学校で習う比例・反比例と、ほぼほぼ内容が同じです。
中学生になったら、負の数(マイナス)が入ってくるだけで、やっていることは全く同じです。
ともなって変わる量を表す、つまり関数の問題に苦手意識を持っているお子様は、この小5で習う比例・反比例が苦手なんです。
小6の、立体図形
立体図形では、特に部分的に切り取られたりする立体の体積の計算などが大事です。
まずは基本の公式から覚えて、切り取られたりする問題は図を描いて対応しましょう。
小6の、場合の数
この単元は中学校で習う確率の単元とつながっているところです。
例えばサイコロを一回投げて偶数が出る場合は何通りありますか、というような問題です。
他のどの単元からもわりと独立していますので、他が苦手でもこの場合の数だけは得意になれる可能性もあります。
まとめ
どこから勉強しなければいけないということもありません。
一応習う順番にリストアップしております。
お子様の学力を伸ばすには、親も一緒になって勉強するのもいい手だと思います。
小学校程度なら、みなさんも経験してきていることですから、勉強しやすいと思います。
子どもが質問してきて、パッと答えられたら、それはお子様も親を尊敬しますよ。
今からやり直しの勉強、始めてはいかがですか?